2015年8月 アーカイブ
2015年8月30日 6時31分38秒 (Sun)
◆描いていないエンブレム。
五輪エンブレムの盗用疑惑によって、あちこちで炎上しているのが佐野研二郎の仕事だ。事の次第は、報道でご存知のこととなった。
ここは私もデザインを生業としている者として、一言申したい。
デザインを創造する者として、今回の懸案は「完全なる模倣」と言わざるを得ない。
比較した画像を比べた瞬間、「やってるわ・・」と発してしまった。
その後、騒動はサントリーの鑑賞品引き下げや動物園ロゴ酷似など毎日のように出た。
そして、8月24日にこんなニュースが流れた。
日本グラフィックデザイン界の大御所で審査委員の代表永井一正氏が現在公表されているものは応募案を一部修正したものだと明かした。
騒動後、永井さんが取材に応じるのは初めてで、「ベルギーの劇場ロゴとは似ていなかった」と述べた。
この大御所審査委員の発言で、3つの矛盾が明らかになった
1.なぜ、多数の応募作品がありながら、全てのデザイン選考の基本的な要件である。
「他の作品と似ていることが分かった時点で、原案の受賞(内定)を取り消して他の作品を選ぶ」ということをしなかったのか?
2.ベルギーのロゴとの係争に対する釈明ではアルファベットフォントを示して、当初の発想コンセプトの違いを強調したが、あのアルファベットは原案のものではなく後の修正後デザインのパーツを元にしたものである。
では、当初の発想コンセプトの元だというアルファベットを作成したのは、一体いつになるのか?
3.ベルギーが参考にしたのではとしているピンタレスト(Pinterestは、画像共有サービスで検索の使い方もできる)の登録日は、ロゴ応募締め切り後(従って盗用はできない)というのが佐野氏側からの説明だった。
しかし、応募時点での原案は今のデザインとは異なるもので、応募後に原案を修正したということが今回明らかになった。
つまり、問題の現行デザインは結局ピンタレスト登録日の後に作られたものではないのか?
さらに、8月27日には原案の修正過程のデザインが開示された。
矛盾が顔をのぞかせる。
そもそもこの佐野研二郎という人の博報堂出身というのがひっかかる。
代理店ビジネスというのは本質的には媒介ビジネスであり、業務の代理をしてマージンを稼ぐのが、業務の中心だ。
オリジナリティが無いとは言わないが、デザインそのもののオリジナリティを求めて高みを目指した人達(デザイナー)ではない。
仲介をするという長年の意識が、デザインの独創性を失わせているともいえる側面がある。
つまり盗作に最も近い商売が、代理店ビジネスともいえよう。
その代理店出身であること。
プロに判らなかったデザイン類似が、ネット上ではすぐにバレた、と言う事実もネット社会の情報ツールと言う点から興味をひく。
欧米に於いてはフリーハンドの発展系から素朴で温かいデザインが多いのに対し、近年この国はコンパスと定規による画一的なデザインが横行しているように感じる。
オリンピックのエンブレム・デザインにしても直線と円だけで構成され、人間の手仕事を少しも感じない。
描くことから始めていない、圧倒的なオリジナリティ不足を感じてしまう。
上記にも指摘のあるように、そもそも修正しなければならないようなデザインを選ぶのがおかしいということで、
「出来レースだったのではないか」といったような声も頻出している。
また、8月6日には私の尊敬する世界的デザイナーの横尾忠則さんが、こんな事を言っている。
「五輪のエンブレムの件。もし審査の段階でベルギーの劇場のロゴの存在に気づいていたら、採用作は「似ている」ということで選外になったはずだ。調査の網の目からこぼれたための入賞だと考えると応募者に責任はない。むしろ選んだ審査員側にある。審査員の説明が必要ではないだろうか。」
「落選作にいくらいいのがあっても、何かに似ていれば採用はされない。それだけでなく盗作問題にもならない。採用作に関しての真偽は応募者より、むしろ審査員の問題だ。」と。
この話題で、さらにいろいろ暴かれるものだ。
佐野研二郎氏の出身の多摩美術大学の後輩で植原亮輔氏( アートディレクター)がいるが、彼も今、盗用疑惑で渦の中にいる。
美術系の出身校で判断はしたくないが、純粋芸術と商業デザインには大きな価値観の違いがある。
「表現の探求」と「金銭価値の創造」である。
自ら、描かずに「金を生む」、代理店精神も垣間見える。
商業主義に走った五輪が、様々な所で人を狂わせていくのか・・・。
そして、高度経済成長期~現代まで日本のグラフィック界を支えてきた先人達、粟津 潔、福田繁男、田中一光、亀倉雄策、浅葉克己、横尾忠則氏などの顔に泥を塗ってはいけないのだ。
生前、一緒に仕事をさせていただいた粟津潔先生はこうおっしゃった「デザインとは、姿ではないのです。研ぎ澄ませた精神性を描くのだ」と。
2015年8月28日 0時22分15秒 (Fri)
◆イメージを描く。
起床後の今日一日の、イメージ。試合前、試合展開のイメージ。
自分の将来の姿をイメージ。
まず、ストーリーを描くことから、良い流れ悪い流れで「イメージ」が違ってくる。
イメージその1、良い流れは、更に注意深く大胆に!
イメージその2、悪い流れは、負の連鎖へ陥らないための「準備」に!
プラスのイメージ。
逆転するイメージ。
タイムリーなイメージ。
いいイメージを植えつけていくこと。
・・・少なくとも、描いたイメージのどこに自分が居るべきなのか?
・・・そのとき、何をしているのか?
・・・どんな言葉を発しているか?
・・・自分をコントロールできているか?
イメージトレーニングは、メンタルを支えるために必要で、ある人は体幹トレーニング以前に基本となる人間力を鍛えるのに重要だと力説される。
「ローマは一日にしてならず、メンタルトレも一日にしてならず」ですが。
少なくとも、公式戦の前日には「イメージ」の構築ができなければ、漫然と試合会場に到着し、何となく試合が進み、時間だけが経過する。
イメージがあれば、「会場への到着の姿」「試合開始のにらみ」「試合経過での対応力」に違いが出てくるはずである。
野球=球道=即ち人道。
そして、「全ての道はローマに通じる・・・」でもある。
ひとつひとつ真面目に取り組めば、王道(ローマへの道)に繋がると信じる。
球道を通じて、人間力を高め、人道が少しでも解れば有難いことです。
ちなみに昨晩、郷里の同級生が京都を訪れていたので食事を一緒にしょう・・・と、言うことになった。
どこで・・・、
どんな料理を・・・、
どんな話を・・・、
爆笑ネタは・・・、など「イメージ」してお会いした。
楽しかった、美味しかった、笑い転げた・・・イメージ通りの「ひと時」に感謝し、再会を約束した。
2015年8月27日 0時04分26秒 (Thu)
◆礼節をお持ち?
先日、2年ぶりに昔の野球関係者に会う機会がありました残念ながら、その方は“礼節”というものを持ち合わせていない、あるいは全く無縁ではないか・・・というような方です。
今更ですが“礼節”とは
・相手に敬意を持って行動すること
・相手を尊敬し、自分を謙遜して丁寧に接することと心得ます。
私自身、そんな大そうな人間でもなく偉そうなことを言えるような人間ではありません。
そのことは自分自身解っていますので、お前はちゃんと出来てるのか?
と聞かれると、自信を持って答えられないところもあります・・・
だからこそ普段の素行に気をつけ、礼節をわきまえて生きていきたいと思っています
その方は相手に合わせることをしない、目上の方を敬う気持ちが無い、相手の気持ちを考えずに思ったことを短絡的に発言する、正しい敬語が遣えない。
与えることは出来ないが、もらえるものは何でももらいたい、助けてもらえるのが当たり前・・・などなど
上げればきりがありませんが、一言で言えば、本当に“礼節が無い”のです
彼は、私よりも若いからしょうがないと片付けられる年齢でもありません。
このままでは、本人の行く末が危ぶまれる。
いやいや、その家族が「可哀想」な見られ方をする。
はたまた、勤めている会社の「品格」または「コンプラ」に抵触しそうな勢いもあるので、本人の為に諭してもその場では「解りました・・・」となるが、実は素直に聞く耳は持ち合わせていないのです。
いずれ痛い目に合って、自分自身・家族・それぞれで背負っている場面で気付くしかないんでしょうね・・・
私は生きていく上で、手本になる方から影響を受けたいと常々考えているので、やはり“礼節をわきまえない”人と出逢うと「辛く」なります。
自分自身・家族・先祖など背負っているものは、大変大きいものです。
また、様々な地域活動で背負っているものもたくさんあります。
「自治会」「体育協会」「ロビンズ」「○○の会」などなど、生きている間に「人間力」を鍛え上げ、「人となり」を試されているのです。
彼と再会して、あらためて礼節の大切さを感じ、敬意・尊敬の念など、普段の素行に背筋を伸ばすことを心得ました。
2015年8月26日 1時47分07秒 (Wed)
◆さあ,新人戦! J.K.は?
・何もしなければ何も変わらない。・何もしないことは罪悪である。
・やらずに失敗したときに後悔するのがJK(準備と確認)の不足。
・JKを笑う者はJKに泣く。
・過去の成績や実績は今後の期待。
・大会でものをいうのは技術よりも人間力。
・人としての心の強さと思いやり。
・一瞬の積み重ねが一勝につながる。
・今やっていること、今頑張っていること、今努力していることは、欠かすことのできない財産となる。
・過去の成績は変えられないが、未来の自分は変えられる。
・野球が好き(like)では足らない。野球を愛さ(love)ないと。
・ヒットを打ちたいでは足らない。ヒットにしてやる気持ちを表に出さないと。
・勝ちたいでは勝てない。俺はできる、必ずできる、絶対勝てると信じないと。
・何も変わらない!
2015年8月21日 0時11分55秒 (Fri)
◆人が人を作る。
第97回全国高校野球選手権、20日に決勝戦が行われ東海大相模高校が圧倒的な力で優勝を成し遂げた。以前より強さと脆(モロ)さが同居するチームの印象があったが、今大会は違った。
強い心を持った選手達、成熟した青年が揃っていると感じた。
勝利の女神は、試合中盤に仙台育英高校に「優勝してもいいよ」とささやいている場面もあった。
強い精神力、人間力が勝負を分けた一戦だったのかもしれない。
高校野球って、いいな!
・・・録画で試合を振り返り、行く夏を惜しんだ。
今大会を報道するYahooニュースの取材記者・落合紳哉氏が以下の記事を2日前に書いていた。
準々決勝が終わった時点我喜屋監督を距離を置いて、観ていた彼の視点がなかなか良かったので、以下に寄稿させていただきました。
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ここまで45試合。記者席から見ている中で、一番気になった人がいる。
興南の我喜屋優監督(65)。
ベンチの端に立ち、選手たちの動きを見守る顔がなんとも優しいのだ。
「ちゃんとできるか?」「大丈夫か?」と言うように、エラーしても、サイン通りいかなくても表情を変えない。
いつも温かく選手を包み込むようなまなざしは、見ている側をもホッとさせる。
「興南のグラウンドでは違うよ(笑い)。失敗したらすぐ選手集めてね。甲子園に来る前に準備はしておくから。」
我喜屋さんは高校と中学の理事長、校長という肩書もある。
10年7月、春夏連覇の間に理事長に就任した。
最初に断行したのがスポーツクラスの廃止。
「スポーツで入ってケガをしたら行き場がなくなっちゃう。その子の将来が駄目になる。だから今は、どんなにスポーツが優秀でも成績が2とか1の子は入れない。頭が悪いんじゃなく、そういう子は先生の話を聞いてないんです」。
いずれ社会に出たときに人生の勝利者になってほしいと願う。
だから「授業中に寝てたら大変ですよ」とニヤリと笑う。
17日の関東第一戦、オコエに対し勝負を指示。
比屋根雅也が決勝2ランを浴びた。
その状況でも「彼の成長のためにはいい。よく頑張ってくれた」と褒めた。
理事長&校長&監督。
ベスト8で甲子園を去る通路でも、関係者に帽子を取り、深々と頭を下げた。
また春に会いたくなる人だった。(文:落合氏)
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