2016年2月 アーカイブ
2016年2月25日 22時55分12秒 (Thu)
◆新エースは凄い。
「新エース」・・・体操の話です。【其の壱】
今月、国際体操連盟は、白井健三が昨年12月の豊田国際競技会で披露した床運動の「後方伸身2回宙返り3回ひねり」を「シライ3」に認定され、男子では最高となるH難度の新技となった。
そして2月22日、テレビ朝日「報道ステーション」では「白井健三 史上初のH難度技 世界を突き放す進化の理由」と題し、スポーツ解説者・松岡修造氏が行ったインタビューをたまたま視た。
次々と難度の高い新技を成功させている白井は、その要因を「勇気」とし、「失敗するのが怖くて皆一個低い難度でやったりとか。試合でうまくなっていくもの。普段の練習はある程度の力しか出ない。試合で考えられないくらいの力が出たとき、いい形が出るんですよね、やっぱり」と言葉を続けた。
また強いメンタルの裏に隠された「床」や「試合」への考え方を「ご飯を食べるとかトイレに行くのと大して変わらない。自分のためにやる。やって当然」という白井は、「大して緊張もしないですし気持ちの上下もない。楽に感じますよね。ミスするほど重く捉えている」と持論を展開した。
そんな白井が現在の境地に達したきっかけは、連覇を期待されながらも2位に終わった2014年の世界選手権にあるという。
「同じことをやってたから負けたんだって思いました。知らないうちに満足してて、勝てるだろうって思ってしまっていた。同じ内容でも」と振り返ると、「失敗しないのが当たり前。その内容自体に目標を見失っていた。どうせ出来てしまうんで何をしたらいいんだろうって」とも――。
前年と同じ演技構成で臨んだことで自らのノビシロを見出せず、「全然楽しくなくて、得意なはずの床が。案の定、負けた。上の選手だからこそもっと突き放すことが勝つための近道」などと考えが変わったという。
事実、去年の世界選手権では、G難度の「リ・ジョンソン」を決めるなど積極的に大技に挑戦、2年ぶりの世界王者に返り咲いた白井。
「負けてよかった。本当に思います。
多分2014年も勝っていたら2015年でどうせ負けてた」とキッパリ。そんな自身の性格を「勝ち好き」と表現すると、「負けから教わることがいっぱいある。負けが悪いものだとは思わない。ただ勝ちたい欲は人一倍強い」と話している
あらためて、「床」や「試合」への考え方を「ご飯を食べるとかトイレに行くのと大して変わらない。自分のためにやる。やって当然」この言葉は並の19歳ではない。
【其の二】
その2日前、NHK「リオ五輪の星 素顔に迫る! グッと!スポーツ」には、体操・加藤凌平がゲスト出演。
2015年の体操世界選手権で日本に37年ぶりの団体金メダルをもたらした立役者の一人が、強靭なメンタルの片鱗を覗かせた。
「試合筋のコントロール」について説明した加藤。試合筋とは、体操などの競技で本番に練習以上の力が出てしまうことを呼ぶという。
「試合で興奮してワクワクした状態とかだと、いつものパワーより120%のパワーが出てしまう。100m走だったりすると今まで以上の力が出せるのかもしれないんですけど」と切り出した加藤は、「体操に関しては1mmでもずれたら失敗してしまう。いかに練習と試合を近くしなきゃいけない」という。その上で「例えば、試合筋があるということを想定して前日の夕食を多く食べて、わざと体重をいつもより少し上げる。で、試合筋が出て(本番は)丁度いいくらい」といった調整法を行うと明かす。
また、強いメンタルから常に安定した演技で実力を出し切っている加藤。「緊張はそれほどしない。試合が近づくにつれて興奮するタイプ。早くやりたいという気持ちが強くなります」と話す。
二人のエースをTV画面から察するに、日頃の練習も緊張も全て自らがコントロールしている事が素晴しい。
「メンタル」その全ての原因は「自分自身」にあると言う事である。
エースに学べです!
やって当然!です。
2016年2月23日 21時50分08秒 (Tue)
◆タッパプレゼント
こんな記事がありました。・・・・・・・・・・・
やはり「食」に関するネタ、からだづくりについては、他校のみなさん非常に関心が高いようで、一昨日の
「タッパをプレゼント」した記事に対して、『もっと詳しい指導を教えて』『実際にどれくらい前力軍団は食べているのか』『どれくらい大きくなるのか、早く成果が知りたい』・・・と半信半疑なコメントやら、メールをたくさんいただきました。
まず、平均身長155cmの全力軍団は本気でからだづくりを考えています。
彼らは、朝7時に登校して、一番最初に何をすると思います?
今日も朝、私がグランドに到着しても練習しているのはごく数人。
他の連中はというと、みんな「タッパ飯」と無言で勝負。
「2リットル(茶碗10杯分)のタッパ満タンのご飯を、家に帰るまでに食べきる」
といったことを思いつきキャプテンが決めたそうで、練習時間が短くなって仕方ありません。
しかし、「食べる」ということも今しかできないトレーニング。
私たち大人がこれをやったらどんどんデブになるだけですから(笑)。
選手たちは、朝6時に起きてお家で朝ご飯を食べ、グランドでまた食べ、給食でも山盛りおかわり食べて、放課後の練習前にも食べる。
もちろん家に帰ってからも夕ご飯をがっつりと。
今日は午後から雨が降ったので、練習前に教室でタッパ飯。
・・・・・・・・・・・・
某中学校の野球部通信より
ロビンズ選手!しっかりと胃袋を鍛えてくれ~!
2016年2月19日 0時54分59秒 (Fri)
◆食育の日
毎月19日は「食育の日」、毎年6月は「食育月間」とのこと。食育とは「食」をめぐる状況の変化に伴うさまざまな問題に対処し、その解決を目指した取り組みを言うとの事。
「食」をめぐるさまざまな問題とは・・・
1)「食」を大切にする心の欠如。
①栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加。
②肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加。
③過度の痩せ志向。
2)「食」の安全性の問題。
①「食」の海外への依存。
②伝統ある食文化の喪失。
「食」をめぐるさまざまな問題は、社会全体の問題であり、子どもから大人まで全ての年代に関係します。
生涯にわたっていきいきと生活し、健康に過ごせる期間を長くするためにも、食生活はとても重要です。
毎日の生活の中で、「食」を大切にしていますか?「食」の大切さを伝えていますか?
…など、大人の責任が問われる。…とされる。
さて、成長期(中学・高校生)のスポーツ選手においては、一般生徒の倍近いカロリーの摂取が必要です。
だんだん痩せていく選手は、食べるトレーニングで「消化器官」を鍛える必要があります。
要点は、いつ・どんなものを・どれだけ食べるかです。
私の中学時代は、
①朝食(5大栄養素)、7:00頃
②1時間目修了時(パン摂取)、9:30
③学校での大型弁当(白米中心)、12:30頃
④部活前(持参おにぎり摂取小2個)、15:30
⑤帰宅後(塩にぎり摂取1個)、18:00
⑥夕食(5大栄養素)19:00
こんな感じでした。
朝と夕は、しっかりとバランスを考えた食事?…で、他の4食はただただ「炭水化物と塩分」を摂取していた。
どんどん、胃袋は大きくなり、躰も正比例、怪我も少なくなった。
ロビンズ選手も、バランスは朝と夕で補いそれ以外は炭水化物のみでも良いと考える。
まずは、日中の弁当を作って頂く方々の手間も考慮し、炭水化物で胃袋を鍛えるのです。
1.5kgタッパ白飯に「のりたま」で、ガッツリいけるぐらいになってほしい。
そして「食育」は食卓からと言います。
家事や仕事などで毎日忙しく、食事をゆっくりとることが難しい場合でも、「食」の大切さを意識して有意義な話題で囲める食卓は、食材の栄養素以上に栄養が行き渡る事間違い無し。
食育の「育」に欠かせない、前向きな話題も大切にして頂きたいと願います。
さあ!食べよう!
悪さや手抜きをして「食べないでよろしい!」「食事抜き!」と言われた時ほど、寂しいことはなかったですね。
2016年2月17日 21時45分27秒 (Wed)
◆気付きの結集
先般、大津ロビンズ「決起の会」が育成会主催で行われた。質素倹約のチームポリシーのもと、親御さんの暖かい心がこもる会であった。
準備から、当日の段取りまで細かい配慮に感謝です。
会場が急遽変更となったが、会の為にはテーブルあり、椅子ありで良い室礼だったと一安心。
高い準備力に感謝です。
さて、選手たちよ!
私は「感じる人間が勝ちを制する」とまで思っている。
この世で最も尊いものや、最も美しいものは、 見たり触れたりはできません。
心で感じるのです。
感じれば、先手を打てます。
感じないことは罪であり、鈍感は人間最大の罪だとも思います。
もちろん、「考えるスポーツ」である野球においては、感じなければ話にならない。
成長しない。
感じれば全て先を読める。
気で、戦うのです。
機で、勝ちを取るのです。
奇をてらわず。
2016年2月16日 21時47分13秒 (Tue)
◆野球少年は何処へ②
学生野球の最高峰の大会とは、甲子園球場で開かれる全国高校野球選手権大会である。昨年の大会は、東海大相模(神奈川)が仙台育英(宮城)を破り、45年ぶり2度目の優勝を果たした。
また、高校野球100年目という節目でもあった。
春夏の甲子園は、国民的なエンターテインメントとしても別格の扱いだ。
全試合が生中継で全国にテレビ放送され、茶の間で、あるいは商店街の軒先、休憩時間の職場などで、出身校や地元校など老若男女がおのおの、さまざまな思いで試合の模様に見入り、その結果に一喜一憂する。
日本は野球文化が深く根付いた国だ。
小中高から大学、社会人、プロ野球に至るピラミッドが形成され、近年はメジャーリーガーも毎年のように輩出している。
全国的な大会はほとんどないが、会社や地域などに根ざした草野球チームもたくさんある。
だが、その野球文化を形成する土台は、少しずつ弱まってきている。
小学生の野球離れが深刻なのだ。
現在は学童や小学生の選手数が減少して、チームが成り立たなくなっているケースも目立つという。
少子高齢化がスポーツ界に及ぼす影響を懸念する声があるが、小学生の野球人口減少のスピードはそれ以上だといい、原因はそればかりとはいえないと思う。
「サッカーにいく子どもが増えてきたことが大きいけど、それよりも今の小学生ぐらいの子どもの父親がキャッチボールをしなくなっているのが原因ではないのかと思う。
お父さんとのキャッチボールが野球への入り口になる。
キャッチボール、してくれないかなあ」とため息をつく。
野球を題材にした名作映画「フィールド・オブ・ドリームス」の世界がしばらくしたらなくなりそうだ。
私たちが子どもだった半世紀近く前は、子どものスポーツと呼べる遊びといえば野球ぐらい。小学校のクラスで野球チームを作って他クラスと試合をしたり、他校と対戦したりした。
適当な空き地もあったし、学校のグラウンドを使うのもそう厳しくなかった。
けがをしても、させても自己責任(そんな言葉は知らなかったが)だったし、「夕焼け小焼け」の音楽が流れるとグラウンドを出るというルールぐらいしかなかったように記憶している。
いまは空き地が少なく、都市部の公園やグラウンドの規制も厳しい。
小学生ぐらいの子どもを持つ親が子どもの頃から趣味が多様化してきたのも一因なのだろうか。
野球も今や遊びから自然発生的に始めるのではなく、ゴルフのような特殊のスポーツと同じように「親が始めさせる」ようになってきているらしい。
かつての超メジャーなスポーツ「野球」が、小中学生を取り込むことに頭を悩ませている。
日本中学校体育連盟のHPをみると、各競技の登録者人数で、2012年は軟式野球26万1527人、サッカー24万8980人だったが、翌2013年は24万2290人と25万3517人でサッカーが逆転している。気軽にできる軟式野球ですらそうなのだから、硬式となるとなおさら減っているのだろう。
ネットで用具の価格を見てみると、グローブなら学童野球用でだいたい1万円台だが、サッカーボールなら3000円ぐらいで手に入る。そのスポーツを選択するのに、費用が基準ということはないのだが、確かに費用面ではサッカーに比べて野球が不利なのは否めない。
費用や仲間、気楽にできる場所がないこと、「草の根すら、根付かない」のが現状。
再び昭和の時代を振り返ると、今の団塊ジュニア前後の世代ぐらいまでは、とにかく子どもの数が多かった。
9人対9人の本格的な試合はできなくても、近所の数世代で集まれば、キャッチボール、ノック、バッティング練習から試合もどきのような遊びはできた。
今の子どもが野球遊びをしようにも、一緒にやってくれる仲間も少ないし、気軽に野球できる場所もない。
野球経験のない少年が大人になっていくと、当然ながら息子とキャッチボールもしない。
子どもの野球離れは確実に進み、もう止められない流れにあるように見える。ワールドベースボールクラシック(WBC)やオリンピックといった世界大会での優勝争いに絡めるほど、世界トップクラスにある日本の野球界の土台は、なんだかんだ裾野の広さが支えてきている。
今年も夏の甲子園に対する国民の熱気や盛り上がりは、これまでどおりに見えたが、それもいつまで続くのだろうか。猛暑が一段落して朝晩が少し涼しくなった今、冷静に考えると心配になってくる。
父よ、息子とキャッチボールしていますか?
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