2016年11月 アーカイブ
2016年11月30日 23時58分47秒 (Wed)
◆無駄と効用
ある本で、無駄学の研究で知られる東京大学大学院准教授の西成活裕氏が「無駄」に関することを書いていらした。「皆さん,無駄の反対語が何か分かりますか?」---と。
無駄とは何かを理解していないと,反対語をすぐに思い付くことはできない。
我々は「無駄」を「頻繁に使用している言葉だが,無駄の定義は実は明確でない」と指摘した。
では,無駄とは何か?
「無駄を定義するには『目的』と『期間』を明確にすることが欠かせない」と氏は言う。
特に「期間」を定めることは重要で、組織のメンバー全員が目的を共有していても,目的を達成する期間が異なると,それぞれ違う結論を導き出すからだという。
目的に向かって行動し,最も少ないコスト(カネ,時間,資源,労力など)でそこに到達するのが望ましいが,その最適プロセスを探し出すことは容易ではない。
どうしても当初の予想よりも余計なコスト,つまり無駄が発生してしまう。
そこで西成氏は,無駄をこう定義されていた。
「ある目的をある期間で達成しようとするとき,最適な,もしくは予想上の益より,実際の益を低くしてしまう要因」。
無駄の反対語は「効用」や「活用」だと結論づけられた。
さて現実!
今の私自身はすぐに損得勘定する、ダメダメ人間だと認めます。
数年前、我がチームが全ての予選で敗れ、ミーティング後の歩いている選手の中からこんな言葉が漏れ聞こえた。
「これだけ練習して勝てなかったら、無駄だ・・・。」
「このチームに入って、損した・・・。」
聞いた瞬間、残念で残念で身体が震えた。
呼び止めての説教も、ナンセンスと感じた。
努力の跡を、勝ち負けだけで判断し、今までの「活動の基」を「無駄」と精算したのだ。
これは、14・15才の子供が天秤にかけた「損得勘定」だと感じた。
スポーツマンとして得たものは無かったのか?
男として、学んだ事は無かったのか?
毎試合後、家庭でそんな話ばかりをされていたのだろうか?
・・・、心が折れた。
この問題をじっくり考えた。
これほど心開き付き合っていたけれど、解決できなければこちらの方が「無駄」だ。
世話役を降りる事も決意した。
ある家庭団らんの食事の時でも
「お金を費やしたのに、どうにもならなかった。」
「バカなことをしたもんだ。」などと、着地点を「精算勘定」で評価される場面があるのなら大変寂しい事である。
「一緒に汗して、いろいろ手配をさせていただいて、いっしょに戦ってきたはずなのに、何の感謝もされず、がんばって、ああ損した。」・・・・・なんてことは、スタッフ運営側は思うハズもない。
その勘定だけで動いていたら、真理に基づいた活動なんてできるはずが無い。
そして、この言葉で大きく学んだ事は、スポーツの価値観はその選手の生活環境で築かれるという事だ。
それを、とやかく言う事は「無駄」だと感じた。
すっきりした。
次の行動を考えるために、無駄を反省するのは賢明だが、その枠を超えて、無駄かそうじゃないか、損か得かを考え続ける、その時間こそが、きっと無駄になり、損となるんだろうな。
・・・と私は信じます。
真理はどこのあるか?
真理をどこに置くかで人生が変わると信じています。
2016年11月16日 22時32分33秒 (Wed)
◆ストライクゾーンご存知?
投手の投じたボールが、ストライクゾーンを通過するか否かで、カウントが積み上げられ試合が展開されていく。
最近、マスクをかぶらせていただいて、捕手がボール臭い球を補給時にミットをストライクゾーンへ動かす動作をよく見かける。
時には「捕った位置ではないよ」「あくまでも、ベース上を通過した時点だよ」とアドバイスするも、捕手自身が「ストライクゾーンの定義」を知らないのか不安がよぎる?
それであれば、ベンチの指導者が正しく教えていないことになる。
これは、大きな問題である。
公認野球規則では、ストライクゾーンを「打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。」と定めている。
この空間は、すなわち本塁の形を底面とした五角柱と考えればよい。
球審は、この空間を通過したと判定した投球(一部分でもかすめればよい)を打者が打たなかった場合はストライクを、通過していないと球審が判定した場合はボールを宣告する。
・・・・・と定めるが、高低の誤差は球審によって若干ある。
さらに、怖いのはその定義を理解せず球審をされている試合を多く見る。
これが怖いのは、選手がそれになれてしまい、本来のゾーンを見つけられず、迷うこと。
そして、打者としての選球眼を磨けないことが大きな損失となる。
要点は「ボールがベースを通過した時にゾーンにかかっているか否」である。
きわどい球の合わせ技ストライクもなければ、情にふれるストライクもない。
試合のすべては、そこから始まる。
最近、マスクをかぶらせていただいて、捕手がボール臭い球を補給時にミットをストライクゾーンへ動かす動作をよく見かける。
時には「捕った位置ではないよ」「あくまでも、ベース上を通過した時点だよ」とアドバイスするも、捕手自身が「ストライクゾーンの定義」を知らないのか不安がよぎる?
それであれば、ベンチの指導者が正しく教えていないことになる。
これは、大きな問題である。
公認野球規則では、ストライクゾーンを「打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。」と定めている。
この空間は、すなわち本塁の形を底面とした五角柱と考えればよい。
球審は、この空間を通過したと判定した投球(一部分でもかすめればよい)を打者が打たなかった場合はストライクを、通過していないと球審が判定した場合はボールを宣告する。
・・・・・と定めるが、高低の誤差は球審によって若干ある。
さらに、怖いのはその定義を理解せず球審をされている試合を多く見る。
これが怖いのは、選手がそれになれてしまい、本来のゾーンを見つけられず、迷うこと。
そして、打者としての選球眼を磨けないことが大きな損失となる。
要点は「ボールがベースを通過した時にゾーンにかかっているか否」である。
きわどい球の合わせ技ストライクもなければ、情にふれるストライクもない。
試合のすべては、そこから始まる。
2016年11月10日 22時58分55秒 (Thu)
◆アメリカよ、どこへ行く?
大統領選挙のこの日、しみじみと、日本はアメリカの属国なんだと認識した。NHK以下民放のキーステーションすべてが特別編成で、大統領選挙特番をやっていた。
インタビュアーを派遣して、わざわざここはクリントンの地盤です、ここはニューヨークです、トランプの選挙事務所です、ご丁寧にひとつひとつの州の選挙民分析までして、一喜一憂してみせる。
恐らくヨーロッパの先進国はどこもやっていないだろう。
トランプ当選ときまったとたん、こんどはトランプの知人さがし、トランプと20年前にゴルフをしたことがあるとか、何年前にしゃべったことがあるとか、安倍さんはパイプが無いだろうからとか、馬鹿馬鹿しいことこの上ない。
大方のメディアが本来の在り方を忘れ、井戸端会議になってしまっている。
「アメリカはこんな国だったのか?」
「アメリカはいつからこんな国になったのか?」
「アメリカとはこういう国なのだ」ともっと冷静に受け止めたほうがいいのかもしれない。
各地に点在する金ぴかのトランプ・タワーをみたら、拝金主義の権化そのもの、絶望的な悪趣味さ加減がよくわかる。
トランプの支持層であるアメリカの貧困白人層にとって、あのキンピカ・ビルは、成功のあかしかもしれないが、少しでも教養ある常識人にとっては歓迎すべき趣味ではない。
例えて言えば駅前のパチンコ屋といったところかもしれない。
メキシコとの間に万里の長城を築いて移民を拒絶しろと吠えたり、日本と中国から仕事を取り返せ、と煽ったり、選挙戦術だったと擁護をする人もいるが、無教養なアメリカ貧困層の声そのものなのかも知れない。
ほぼ、30年ほど前に「トランプ自叙伝」なるつまらない本を読んでしまった。
バブル絶頂期にある一つの価値観を学んだが、今でも何が書いてあったかは覚えていない。
とんでもない「歴史の瞬間」に遭遇しているのかもしれない。
世界経済の不安定はウォール街の堕落から、といわれてきたが、世界政治の混乱は、ワシントンの堕落から始まるだろう。
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