2022年3月 アーカイブ
2022年3月30日 22時11分45秒 (Wed)
◆山田投手の先輩
今日は、こっそりネット配信で観戦した。2022年3月30日、第94回選抜高校野球大会は準決勝。
近江(滋賀)が浦和学院(埼玉)を延長十一回の末、5―2で破り、滋賀勢として初の決勝進出を果たした。
8番・大橋大翔(3年)がサヨナラ3ランを放った。
先発の山田陽翔(3年)は死球を受けるアクシデントもあったが、11回を2失点で完投した。
近江の多賀監督は試合後、涙ぐみながら山田の投球をたたえた。
「この一戦、覚悟を決めて挑もう」と!
「本当に何回も山田には感動させられて、すごい男やなというのは何度も見てきたが、今日の死球を受けてからの気迫の投球。ベンチで涙が止まらなくて。球数もいってましたし、このまま投げさせていいのかなと。交代を決断しないといけない気持ちもあった。山田は気迫のすごい男やと思います。感動しました。明日のことなんて考えていなくて、この一戦を生徒と共に覚悟を決めて挑もうと。この舞台を与えてもらったんだから。(準々決勝で)金光大阪に勝った夜に雷を落とした。「覚悟が決まっていないやつがいる。山田のすごさはここやぞ」と。大橋があの場面でその気持ちを乗せて、しっかり振ってくれた。山田を助ける見事な本塁打でした。素晴らしかったと思います。」……と。
その山田選手の二つ上の先輩に『花のロビンズ8期生』田中航大投手がいる。
今は佛教大学2回生で頑張っている。
2020年、夏の甲子園が無くなり「滋賀独自大会」2回戦で、2019年・夏の決勝を戦った近江と光泉が初戦で激突。
前年と同じく、1―0で近江が勝利した。
立役者は、今日決勝進出を導いた当時1年生右腕の山田陽翔だった。
0―0の七回。
守備につく直前、エース田中航大(3年)の足がつり、投げられなくなった。
騒然とするベンチから、山田がブルペンへ飛び出していった。
緊急当番からの力投で光泉打線をゼロに抑え、初戦勝利から優勝へ勢いをつけた。
その後、勝ち進み決勝のマウンドで田中投手が完投で近江に優勝をもたらした。
滋賀NO.1投手となった田中が卒業後、進学の報告に練習会場を訪ねてくれた。
そっと聞いた………、「山田に頭上らんな・・・」と。
すると、「あいつは凄い! いいやつです!」、コロナで大会が無くなった事で先輩に花を持たせてくれたと語る田中も謙虚だ。
高校生にして磨き上げた高い人間性が、今日の活躍に透過できる。
投手としての近江魂を田中先輩から、受け継いだこともまた確かである。
ロビンズ3年生は『花のロビンズ13期生』と呼ばれるよう、すべてに覚悟を決めて戦いに臨んでほしい。
覚悟こそ、勝負には不可欠なものなのだ。
近江の覚悟の決勝戦。
楽しみだ。
【田中投手の記事】
2020年8月17日付の「◆滋賀No.1投手」で掲載しています。
2022年3月29日 22時17分16秒 (Tue)
◆夏に帰って来いよ
3年振りに甲子園に高校野球ファンが戻ってきた。入場者数の上限はあるものの、生演奏・生観戦から、地鳴りのような音が甲子園に響き渡る。
「これぞ高校野球!」「これぞ甲子園!」と嬉しかった。
昨日28日は、在宅でのデザインワークとなり「第94回センバツ高校野球」の準々決勝を全試合ラジオで聞いた。
ベスト8の試合は面白いと言われる。
確かに、勝利の女神がどちらに微笑むか……熱戦が繰り広げられた。
仕事はめちゃくちゃ、捗(はかど)った。
浦和学院(埼玉)vs九州国際大付属(福岡)
近江(滋賀)vs金光大阪(大阪)
国学院久我山(東京)vs星稜(石川)
市和歌山(和歌山)vs大阪桐蔭(大阪)
3試合目の試合終了後、敗れた星稜高校が3塁側ベンチからバックネットを通り、1塁ベンチ手前の通用口にかかるころ、高校野球ファンから「夏に帰って来いよ!」との声援をラジオのマイクが拾った。
…………思わず眼がしらが熱くなり、潤んでしまった。
そして、選手達の前を帽子を取りながら甲子園と別れを惜しむような林和成監督の姿をアナウンサーが描写した。
この大会で星稜高校野球部監督を辞任されるとも伝えていた。
ご存知の通り林監督は松井秀喜の一つ後輩であの「伝説の四球」を甲子園で観ていた。
NBJアドバンスの今井先生のご縁があって数年前、甲子園監督7名による「勉強会」でご一緒した。
名将・山下監督の後を継ぎ、10年で終わると最初から決めていらしたとのこと。
10年で「名将」となった林監督。
また、甲子園で待ってます!
「また、帰って来いよ!」と………。
明日は準決勝。
近江が、湖国に初の優勝旗をもたらすか楽しみだ。
2022年3月22日 20時13分57秒 (Tue)
◆ご縁にありがとう
第15期新生入団式《 歓迎の挨拶 》
本日、大津ロビンズ 第15期生の入団式を挙行できますこと大変うれしく思います。
本来でしたら。ご来賓の皆さまにご臨席を賜わり、祝辞を頂くところですが、依然猛威を振るう、コロナ禍を鑑み残念ですがご招待を控えました。
さて、晴れて入団される14名の選手諸君ようこそ 大津ロビンズの門を叩いてくれました。
「一緒に野球ができる、ご縁を頂き、ありがとう」と申し上げたいと思います。
球春、真っ只中。
甲子園では選抜高校野球大会も始まりました。
決勝戦の頃には、君たちは小学生から中学生になります。
それは、学童から青年になる大切な時期を迎えたということです。
本日、在団選手を代表して現主将が駆けつけてくれています。
いま、入団時の純粋な気持ちを思い起こしていることと思います。
決意を持続し、更なる向上心をもって取り組んでいます。
優勝させて頂けるチーム、覇者としてふさわしいチームとなれるよう、日々磨きをかけてくれていると信じています。
ロビンズの活動の「幹(みき)」は野球を通じて、社会に通用する青年に導くことを目標にしています。
その枝葉として、3年間通じて磨き上げる事を、チーム五訓として、練習開始時と終了時に唱和しています。
「学業を磨く」「礼儀と感謝」「強き心を育む」「努力と向上心の持久」「球友を尊ぶ」です。
今日は特に、「礼儀と感謝」にふれておきます。
礼儀は「挨拶」から始まります。
ロビンズ関係者、友達の家族、練習を見守って下さる近隣の人まで、すべてがロビンズのファンです。
純粋な挨拶から、相手は好感を持ち、必ずあなたのファンになりロビンズのファン、野球のファンになってくださいます。
ピンチの時、プレッシャーに押しつぶされそうな時に、必ず、眼に見えないパワーをファンの方々から頂戴できると信じます。
礼儀正しい姿から・・・多くのファンを作りましょう。
そして「感謝」・・・・・
当たり前のことに感謝の念を持つことから、人を思いやれる人間が生まれます。
感謝の念が、確かな信頼関係を生みます。
君たちは、自らが決めたロビンズで、野球する以上は自分に負けず、すべてのことに前向きに取り組んでください。
本日、この日にひとつの言葉を贈ります。
「運気は、自らが運ぶもの」という言葉です。
野球の試合の中では、ちょっとした運・不運があります。
英語でいえば、ラッキー、アンラッキーですが、そんな、簡単な一言で納得できないことがあります。
運を自分に引き寄せられる、また、チームへ運べる選手になってほしいと思います。
それには5つ取組が大切になると思います。
健康管理、学業管理、時間管理、道具管理、心の管理です。
特に時間管理は自分の目標のために、責任をもってコントロールできる事が大切です。
しっかり取り組んでください。
大津ロビンズの原点は「自分たちで作り上げるチーム」、合言葉は「すべては子供たちの為に・・・・・」です。
この言葉がすべての運営の柱です。
選手・ご父兄様・スタッフの三位一体「一体感」で調和し、大津、いや滋賀県を代表するチームに成長させるべく、
大切な15年目を皆さんと歩んで行きたいと思います。
新3年生を中心とした新チームは大切な公式戦が間も無く始まります。
気負うことなく、戦ってくれる事と思います。
新入団、14名の選手諸君は、先輩の姿を手本とし、闘う姿を学び、次代を担う「ロビンズ魂」を背負った青年へ成長してくれることを期待しています。
あらためて、選手・ご父兄の皆さんと野球で得られた、ご縁に感謝し向上心をもって、「前へ」進む決意を新たにしました。
一緒に頑張りましょう。
以上、門出のご挨拶といたします。
令和4年3月21日
2022年3月15日 0時28分20秒 (Tue)
◆ウクライナの向日葵
映画「ひまわり」。映画史に残るシーンは、キエフから南へ、ここヘルソンの村に向日葵の花がどこまでも広がっていた。
向日葵の花はウクライナの国花、そのひまわりの花のあいだをひとり彷徨い、戦争にとられた恋人をさがし歩く、女優・ソフィア・ローレン。
その、向日葵の花畑の下には無数の戦士や捕虜が埋められていた。
1970年名匠ビットリオ・デ・シーカによって創られた映画「ひまわり」のひとこまである。
その10年後に「金曜ロードショー」で観たことを思い出した。
ウクライナの名前が戦争の悲劇とともに記憶に焼きついた初めての映画だった。
いま、あちこちの小さな映画館で「ひまわり」が再上映されていると聞く。
同じ向日葵の花を国花とするロシアの侵略に対して、怒りとともにデ・シーカの名作を見るのも心の反戦運動かもしれない。
戦争の犠牲者が埋められた大地のあとに、なにも知らない美しい向日葵が咲く。
そこにある人間の悲しさ、戦争の皮肉をこれほど美しい風景のなかに描いた映画を他にしらない。
数回にわたってウクライナとロシアの休戦会議がひらかれた。
罪のない市民を戦場から退避させるため「人道廻廊」を設置するという合意は成立したが、ロシア側から提案された「人道廻廊」は皆ウクライナ五都市からバスでロシアに向かうルート、ひとつだけロシアの同盟国ベラルーシへ向かうバスだったと、ニュースは伝えた。
ウクライナの人々はロシアへ行けば何をされるかわからない。
死の人道バスだと誰も信じていない。
そこには悲劇しか、起こらない。
実際に無差別砲撃も続き、フェィクニュースがロシアから飛んでくる。
話は飛躍するが、元プロ野球選手・宮本慎也のSNSのタイトルが「球道即人道」(きゅうどう すなわち じんどう)。
野球の道は、人の道に繋がるとしたもの。
野球を通じて、人として・男として・美しい事・尊い事・支え合うこと・助け合う事・人生観・人脈・ご縁などを学んだと思う自分には「人道」こそが最後にたどり着きたいところ、尊厳への道標なのだと思う。
あのプーチンは「柔道」を習っていたという。
加納治五郎が称えた、心を整え、身体を鍛え、「柔よく剛を制す」とした「柔らのみち」は、歳を重ねても彼の心には育まれなかった。
パラリンピックの開催中の暴挙・侵略。
選手達は反戦を力とし、多くのメダルを母国にもたらした。
世界中に、はためく向日葵の黄色と平和の青空、ウクライナの国旗が輝いていたが、現実は空しく悔しい事だろう。
人の道にそって、応援したい。
戦場とスポーツ競技の場を一緒くたにしてはいけないが、闘いを前にしたロビンズ戦士にも人の道に沿った紳士的で敬意に満ちた応援を緩めない!
2022年3月7日 0時33分54秒 (Mon)
◆繋ぐ
野球は3つ目のアウトの前に、どのように得点するかを「繋げる」という心で競技するものである。まずは、打者としていかに出塁するか。
チャンスを次の打者に「繋ぎ」「託す」。
次の打者は、前のランナーをいかに進塁させるかが「仕事」となる。
犠打・犠飛・進塁打。
最低限の仕事がそこにある。
さらに次の打者は、いかにホームへ生還させるかが「仕事」である。
連動した作戦を実行できる強き心と、どんな形でも迎え入れるという技術も必要となる。
単純に言うが、守る方は最大限の守備網で「防戦」する。
そこで大きく明暗を分けるのは攻・守の「ミス」である。
攻撃の「撃」の漢字を見ると、手から糸に漢字の部首(脚)が変わると「繋」となる。
攻める心を「手」から「糸」で繋ぐという、漢字こじつけも妙味である。
ミスはしたくないが、野球はミスがあるから面白いとも言える。
一球への準備力と強い意志・鍛錬の積み重ねで結果は、おのずと出てしまう。
大切なのは「繋げる」という、献身力です。
次打者は犠牲になり、チームに貢献する。
守る方は、「連携」と「継投」で繋ぐ。
「献身力」と「犠牲心」の美学を正しきとして、チーム貢献を第一義としてほしい。
チーム運営も「献身力と犠牲心」が今から未来を繋ぐ大切なものである。
今年も多くの新入生とご縁を頂いた。
いつも思うのは、初対面で『この選手とはまた会うだろうな』と、ビビッと来ることです。
「繋がる」予感があった選手とはやっぱり再会できる。
直感力はまだ衰えていない!!!
出会いで繋がる・・・・・楽しみでしかない!
先輩選手と新入選手との確かな「繋がり」が、覚醒・化学変化(chemistry)を生むはずである。
期待でしかない!
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